フェルモンド齋藤です。
昨日茨城に戻ってきました。
ご連絡くださった方、ご心配ありがとうございます。
無事で戻っております。
地震の瞬間は音色塾のヴォイストレーナー一級の集中講義の最中でした。
一度グラッと揺れ、このまま終わるかと思ったのですがそこから大きな揺れに変わりました。
会場の外に出ると、外壁が剥がれ数メートル上から壁が落ちてきたりと危険な場面もありました。
一瞬にして都内の交通機関はストップし、皆さん行き場を失いました。
音色塾の皆さんは落ち着いていて、その後も余震を感じながらも無事講義は終了しました。
地下鉄とはじめJRは全滅でテレビで報道されている通り、帰宅難民が続出。
私もその一人となりました。
運良く、テノール先生のホテルにお邪魔しその日は暖かい場所で横になることができました。
翌日も、電車がストップしていたため早めにホテルを手配しなんとか確保。
ただ、携帯の電源がすでに底をついていて情報収集が危なくなる状態でした。
銀座のアップルストアで充電器を購入しようと行ってみると、休業。
電源はあきらめ、衣類を求めてユニクロに行くも休業。
せめて食事をしようとコンビニに行くも何もない状態。
何とか無印を見つけ助かりましたが、その日はプリンをひとつでした。
翌日、奇跡的につくばエクスプレスが動いたとの報道があり、すぐに秋葉原まで向かいました。
戻りの電車の中でドコモの緊急警報メールが車内に響き渡る場面もありましたが、
なんとか無事つくばに戻ることができました。
つくばに戻ってみると、水道が止まっており食料もほとんどない状態。
コンビニや薬局からは水やパン、トイレットペーパーなどがすべて消えていました。
そしてガソリン。どこのスタンドも底をつき、まったくガソリンをいれることができません。
たまにどこかのガソリンスタンドにタンクローリーが入ると、数分で何百台の車の列。
普通の状態ではありませんでした。
幸いにも自分の車には半分ほどガソリンがあったのでそのまま帰宅。
家に戻ってみると、やはり家の中はすごいことに。
あやゆる物は落ち、時計は14時46分で止まっていました。
でも、地震があった日からテレビで現地の悲劇的な様子を見ていたため、
自分は100倍マシだと思いました。
確かに生活は不便ですが、家もあるし、電気も通っています。
水は困難ですが、50mほど先にある井戸水を湧かせば飲むこともトイレを流すこともできます。
ガソリンだってたとえ尽きたとしても、自転車だって歩くことだってできます。
まったく問題ありません。
私たちにできることは、目と鼻の先にある隣県の人たちがなんとかこの困難を乗り越えてもらえるよう
行動することです。
けっしてコンビニで食料を買い占めることでも、使いもしないガソリンを満タンにすることではありません。
今一番ガソリンを必要としているのは現地の人や、現地の人に食料を届けようとしている運送関係の方。
自分のことだけを考えずに、日本のこの状況の中で自分の役割は何かを考えて行動したいと思っています。
仙台には連絡が取れない知人がいます。
おそらく、ライフラインはすべて断たれ携帯の電池も尽きているはず。
生まれたばかりの子どものことで限界の状態だと思います。
茨城の北部の友人は一日角砂糖一つと言っていました。
私は大丈夫です。
自分よりも、もっともっと大変な状況な人はたくさんいます。
明日からも停電や不便は続くと思いますが、被災地の人々が一日でも元気になってもらえるよう
行動していきたいと思います。
気温はこれからぐっと下がるとのこと。
暖かい格好で節電しながら、被災地の人々を応援しましょう。
ご心配くださった方々ありがとうございます。
音色塾メルマガは今は配信しません。
もう少し落ち着きましたら、配信いたします。
よろしくお願いします。
フェルモンド齋藤