1月31日に東京のHakuju Hallにピアノのコンサートに行ってきました。
北海道の医師でもあるピアニスト上杉春雄さんです。
曲目はたいへん珍しく、バッハの平均律連続コンサートです。
前半はバッハのプログラムで、ときに明るく、ときに厳粛な音楽を聴かせて
いただきました。
後半は、5本の指に入るほど気に入っている
シューベルトの「さすらい人幻想曲」でした。
シューベルトが25歳のときの作品で、とても若々しく、パワー溢れるすばらしい曲です。
上杉さんはフォルテッシモの迫力がものすごい。
なのに、ピアニッシモの表現力には鳥肌が立つ。
緩急もバランスも見事で、とてもすばらしい音楽を聴かせていただきました。
このホールは近代的な作りでLEDなども施してあり見栄えもよく、音もよく響くホールでした。
スタインウェイのフルコンとともに、極上の時間を味わうことができました。
シューベルトの「さすらい人幻想曲」は長いですが、なんと全部アップしてみます。
ランランの演奏でいいものがありましたのでご紹介します。
圧巻は最終楽章ですので、面倒な方は三つ目の動画を3分7秒くらに飛ばしてみてください。
生で聴いたら、身震いすら覚えます。
『第一楽章~第二楽章導入』
『第二楽章』
『三楽章から最終楽章』