良い声を出すには、まず大切なことがあります。
それは、「姿勢」です。
体の構造を考えても姿勢が悪い状態でよい発声はできません。
発声の最高峰である、オペラ歌手が猫背って嫌ですよね……。
肩甲骨を後ろにグッと引いて、常に美しい姿勢を保ちたいものです。
姿勢とは、「姿に勢いがある」ということですから。
良い姿勢のバローメーターの一つが、
「後ろの首が襟に当たっている状態」です。
主に男性になるのかもしれませんが、後ろの首が襟に触っていない状態は
首が前に倒れており、日本人で一番多い状態です。
肩こりの原因にもなりますから気をつけてくださいね。
ちなみに、フェルモンド氏は「ドゥエボットーニ」にシャツがお気に入りですが、
「頬に襟が当たっている奴は姿勢が悪い」と言っています。
※ドゥエボットーニとはイタリア語で二つのボタンという意味で、
襟がピシッと立っているシャツのことです。ノーネクタイが様になります。
後ろの首、ときどき気にしてくださいね。
では。