2018年7月のテーマは第114回 「嗄声(かすれ声)の改善法」です。
嗄声(させい)とは、かすれ声のことです。嗄声を直すほうが望ましい理由と、直す方法について、今日は取り上げます。嗄声は声帯のトラブルなので、誰もがなりうる状態です。
嗄声の原因は、「声帯の状態と使い方のトラブル」による「空気漏れ」。さらに根深い原因として「日本人は嗄声に甘い」という背景があります。
ノイズ(非整数次倍音)を良しとする文化があったため、味を出すために、わざと喉を潰し「ハスキーボイスになりたい」などと憧れる人もいるくらいです。
発声的には「声帯への負担が大きく、空気の消費も多い、無理のかかった発声」であり、健康的ではありません。しっかりと改善していきましょう。
まずは、声帯を健康にすることが大切です。
声帯が腫れると、隙間があいて空気漏れを起こします。声の出しすぎで一時的に嗄声になったなら、できるだけしゃべらないのが良いでしょう。
大声で叫ぶような日常のせいで慢性的に嗄声になっているなら、発声法を変える必要もあります。声帯にはトラブルがない場合は、声帯を閉じることや共鳴を乗せることを意識すればかすれが目立たなくなります。
発声のメカニズムを知って、嗄声の改善を実践していきましょう。
それでは、今月の音声講座で詳しく解説しています。
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それでは、音声講座でお会いしましょう。