カプースチンは1937年ウクライナ出身の作曲家、ピアニストです。
モスクワ音楽院で伝統的なクラシックの技法を学びながらも、ジャズに
興味を持ち始め、クラシックとジャズを融合した音楽を作曲し始めます。
非常に演奏が難しく、超絶技巧が要求されますが、
演奏効果が高く、リサイタル向きでもあります。
個人的には、クラシックとジャズの融合というより、完璧にジャズだと
思います。
先日、ジャズの師匠とカプースチンの話をしていましたが、
「あれは、完全にジャズの和声進行だよ」と。
クラシック畑にいた人には、技術的には問題なくても、
慣れない和声やパッセージに悩まされることでしょう。
それでも、弾きたいと思わせる魅力的な作曲家です。
この映像は先日のヴァン・クライバーンコンクールで優勝した辻井伸行さんの
演奏です。
カプースチン 8つの演奏会用練習曲 作品40 2番「夢」
KAPUSTIN Eight concert etudes for piano Op.40 2.Reverie
- *今日のヒトコト*
- 中間部のジャズワルツ、最高にかっこいですね