2018年5月のテーマは「コミュニケーション改善法──視点を高める」です。
コミュニケーションの三原則のうち、その2の「視点を高める」ことについて詳しく見ていくことにしましょう。
視点の高さを変えるとは、具体的にはどんな見方をすることなのでしょうか。
まず、「日本人は概して視点が低い」という傾向から理解しましょう。
日本人は欧米に比べて、概して「視点が低い」傾向があります。視点が低いとは、目の前の相手しか見ていない、自分自身さえ見えていない状態。
「目で見たものしか信じない」はまさにこのスタイルです。
昔からこの状態は良くないと自覚されていたので、「相手の気持ちになって」「人の振り見て我が振り直せ」といった言葉で戒めてきました。
そのせいか、多くの日本人は相手の気持ちを読み取って対応することは得意です。
しかし、相手の気持ちを察する行為が普遍的に良しとされているかといえば、そうではありません。
欧米では(特にフランスが特徴的)相手が言葉で表現していない内面まで推測するのは失礼な行為とされています。
文化が違えば答えは違いますが、日本でも相手のネガティブな気持ちを推測して落ち込んだり臆病になったりするケースも多いくらいですから、下手に推測しないで言葉の力をもっと信じ、言葉でのコミュニケーション能力を高めたほうがいいでしょう。
仕事においても、視点が高くなると、目的意識が働きます。「この会社は何を目的としているのか」、「何のために存在するのか」、「この仕事は何のために行っているのか」など。それを突き詰めていくと、理念というレベルまで意識することになります。
視点が高くなればなるほど、みんなが共有できる価値観となるため、結果的にコミュニケーション能力が高まっていくのです。
では、どうすれば視点を高めることができるのか。
それは、今月の音声講座で詳しく解説しています。
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それでは、音声講座でお会いしましょう。