今まで「交渉の三原則その1~自分を知る」、「その2~相手を知る」を学びました。今日は、最後の「わかりやすく伝える」です。わかりやすく伝える技術は交渉はおろか、普段のコミュニケーションにおいても極めて大事なスキルです。話すたびに「何を言っているのかわからない」では、相手も疲れてしまいます。今回の音声講座ではわかりやすく伝えるスキルをしっかりと学んでいただきます。自分を知って、相手を知って、そして論理的にわかりやすく伝える。この3つの原則が身についたとき、今までとは相手の反応が変わってくるはずです。なんとなく、力技で交渉していたのなら今回のまとめは今後のコミュニケーションの形を変えてくれるでしょう。
アリストテレスの弁論術について前回説明しました。エトス、パトス、そして今回お伝えするロゴス。エトスは人柄、その人が何者なのかということ。パトスは感情や情熱。ロゴスは論理です。エトスという「人として信頼できる奴」が大前提としてあります。信頼があるからこそ、その次の情熱を込めて伝えていくことができます。しかし、論理が破綻していてはすべてが台無し。交渉ですから、感情で押し切ることは後々危険になります。しっかりと最後は論理性を持って、安定感のある交渉を進めていきましょう。今回は、わかりやすい説明のコツ、相手にレベルを合わせるということ、「言い切る勇気」など、大切なキーワードがたくさん出てきます。しっかりと聴きこんで、これからの交渉を成功させてください。それでは音声講座でお会いしましょう。
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